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開業成功の鍵は「ブランディング」にあり!選ばれるクリニックになるための戦略的アプローチ

株式会社バイタルです。
日頃より弊社のウェブサイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今回のコラムでは、開業成功の鍵である「ブランディング」についてお伝えします。
開業を成功させる医師が必ず取り組んでいること
開業を検討されている先生方から、こんな相談をよく受けます。
「同じエリアに競合クリニックが多くて不安です」 「どうやって患者さんに選んでもらえばいいのでしょうか」 「開業資金は限られているので、何に投資すべきか迷っています」
実は、開業から3年以内に軌道に乗るクリニックと苦戦するクリニックには、明確な違いがあります。それが戦略的なブランディングへの取り組みです。
なぜ今、開業医にブランディングが必要なのか
患者様の選択行動が変化している
現代の患者様は、クリニックを選ぶ際に多くの情報を比較検討します。
Googleマップで近隣のクリニックを調べ、ウェブサイトで医師のプロフィールを確認し、口コミサイトで評判をチェックする。このプロセスで「なんとなく良さそう」と感じてもらえなければ、初回来院すら実現しません。
医療の質だけでは差別化が困難です
医師としての技術や経験は当然重要ですが、患者様にはその違いが見えにくいのが現実です。だからこそ、クリニックの価値を分かりやすく伝える「ブランディング」が競争優位性を生む重要な要素となるのです。
開業成功事例:ブランディングが生んだ成果
Case 1:内科・糖尿病専門クリニック
▼ 開業前
「糖尿病専門医」という資格だけで差別化を図ろうとしていた
▼ ブランディング後
「寄り添う糖尿病治療」をコンセプトに、患者教育に特化したイメージを構築
▼ 結果
開業6ヶ月で月間新患数80名、1年後には糖尿病患者の紹介が他院からも増加
Case 2:小児科クリニック
▼ 開業前
一般的な小児科として開業予定
▼ ブランディング後
「子どもが笑顔になる小児科」をテーマに、内装からウェブサイトまで統一
▼ 結果
口コミ評価4.8点を維持、開業1年で近隣3つの保育園から定期健診の依頼
ブランディングの核心 /それは「統一感」がもたらす信頼
成功するブランディングの秘訣は「統一感」です。
これは単にロゴや色を揃えることではなく、クリニックの理念から患者体験まで一貫したメッセージを届けることを意味します。
統一感が生む3つの効果
1. 専門性の印象向上
統一されたブランドイメージは、「この先生はプロフェッショナルだ」という印象を強化します。
2. 安心感の醸成
一貫したメッセージは、患者様に「ここなら安心して任せられる」と感じてもらえます。
3. 記憶定着の促進
印象に残るブランド体験は、患者様の記憶に定着し、紹介や再来院につながります。
開業時に押さえるべきブランディング要素
1. クリニックコンセプトの明確化
なぜこの診療科で開業するのか
単に「得意分野だから」ではなく、地域や患者様にどのような価値を提供したいかを明文化します。
ターゲット患者層の設定
年齢、性別、ライフスタイル、医療ニーズを具体的に設定し、その方々に刺さるメッセージを考えます。
競合との差別化ポイント
同じ診療科の他院と比較して、なぜあなたのクリニックを選ぶべきかを明確にします。
2. ビジュアルアイデンティティの構築
【 ロゴデザイン 】
• クリニックの特徴が一目で伝わるデザイン
• 様々な媒体で使用できるシンプルさ
• 10年後も古く見えない普遍性
【 カラーパレット 】
• 診療科に適した色彩心理の活用
• 3〜4色程度に絞った統一感
• 高齢者にも見やすいコントラスト
3. 患者接触点の最適化
内装デザインは患者様が実際に体験する空間として、ブランドコンセプトを体現する設計が求められ、各種印刷物 診察券、パンフレット、サインなど、すべての接触点でブランドの一貫性を保ちます。また、ウェブサイトは現代の開業では必須のツールであり、SEO対策とブランドイメージを両立させることが重要です。
* 開業準備期間中のブランディングスケジュール例 *
【 開業12ヶ月前:コンセプト設計 】
• 理念・ミッションの策定
• ターゲット患者層の明確化
• 競合分析と差別化戦略
【 開業8ヶ月前:ビジュアル制作 】
• ロゴデザイン決定
• カラーパレット・フォント選定
• 基本デザインガイドライン作成
【 開業6ヶ月前:各種ツール制作 】
• ウェブサイト制作開始
• 内装デザイン最終決定
• 印刷物デザイン制作
【 開業3ヶ月前:統合・調整 】
• 全体の統一感チェック
• スタッフ研修用資料作成
• オープン前プロモーション準備
よくある開業時のブランディング失敗例
失敗例1:「とりあえず」の意思決定
「ロゴはとりあえずシンプルに」「ウェブサイトは後から考えよう」
結果 ▶︎ 統一感のない、印象に残らないクリニックに
失敗例2:医師の好みだけで決定
「青が好きだから青にしよう」「かっこいいデザインがいい」
結果 ▶︎ ターゲット患者層に響かない、独りよがりなブランドに
失敗例3:競合の真似
「近くの人気クリニックと似たような感じに」
結果 ▶︎ 差別化できず、価格競争に巻き込まれる
成功する開業に向けて
開業は人生で一度の大きな挑戦です。立地や医療設備への投資と同様に、ブランディングも成功を左右する重要な投資として位置づけることをお勧めします。特に競合が多いエリアでの開業や、差別化が困難な診療科での開業をお考えの場合、戦略的なブランディングは必須と言えるでしょう。
▼まずは現状分析から始めましょう
• 開業予定エリアの競合クリニック調査
• ターゲット患者層のニーズ分析
• 先生ご自身の強みと特徴の整理
• ブランディング戦略の方向性検討
開業成功への第一歩
「患者様に選ばれるクリニック」になるために、開業準備の初期段階からブランディングを意識した計画を立てることが重要です。医療技術と同様に、ブランディングも専門知識と経験が必要な分野です。開業を成功に導くために、ぜひ専門家のサポートをご活用ください。
開業に関するご相談・ブランディング戦略のご相談は、当社までお気軽にお問い合わせください。これまで数多くの開業成功事例を支援してきた経験をもとに、先生方の開業を全面的にサポートいたします。
バイタルでは、開院までの準備や開院後のお手伝いをさせていただきます。
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